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Life at MIT Sloan

留学中の日常や学びにを徒然と書き綴っています。

ボーゲル塾 ー 働き方・雇用制度について

エズラ・ボーゲル、Japan as No.1の著書で有名なハーバード大学名誉教授だ。

ボストンにいる日本人に対してボーゲル塾と呼ばれるディスカッションの場を提供している。

 

今回のテーマは日本の「働き方・雇用制度」。

 

残念ながら議論内容は対外秘なのです(汗)…官公庁や大企業の幹部候補生が実体験も含めて喧々諤々議論するので当然といえば当然ですね。

ただ、それだとブログに書く事ないので、あくまで一般情報で面白かった点や自分自身の意見のみ公開。

 

※ ソースは面倒なので省きましたが、ネットで調べればすぐみつかると思います。


日本の企業はメンバーシップ型、いわゆる「就社」型。ポテンシャル採用された新卒を中心に形成されたコミュニティに入る。この仕組みは面倒見がいいし、複数の業務・職能を経験させ若者を中長期で育てられる。

でも、年功序列や終身雇用にあぐらをかいた「働かないおじさん」などのフリーライダー問題がある。また若いハイパフォーマーは経済的報酬を十分に受けられない。衝撃だったのは、米国だと30歳の男性で役職者が30%を占めるのに、日本だと10%以下。

 

欧米企業に多い「ジョブ」型は、明確なジョブディスクリプションに基づいているので、成果主義がフィットしやすい。競争が激しくて大変そう。その結果か、色々な見方があると思うけど、トップエリートを比べると日本よりレベルが高いケースが多いと思う。

一方、 it’s not my businessに集約されるような全体最適の欠落や多くの場合キャリアアップするためには転職が前提となっていて個人のロイヤリティが低い、といった課題がある。ただ労働市場が硬直的な日本人とちがって人が異動するので、marketable skillに対する価値が高いし、homogeniousが少ないから異物同士のぶつかりでイノベーションが起きやすい。


個人的にはMembership型、好きなんだよね。馴れ合いといわれればそれまでだけど、やっぱり派遣元の会社は好きだし、そこの仲間と何かやっていきたい、と思う。ただ染み付いた企業文化は変えなければいけないものが多いと思うけどね。

 

あと、どうもボストンに来ている間に、日本では政府の働き方改革や電通の過労死問題をうけて色々状況は変わっていそう。

 

厚生労働省就業規則モデルを改定し、副業・兼業を原則解禁するらしいし、IT業界は相変わらず自由な働き方(Yahooの週休3日制度など)で進んでいる。

大企業でも伊藤忠のように朝型勤務など企業文化を改革する例もある。これ、すごいのは1)課長級から徐々に励行させて部下も追従、2)深夜残業と同じ追加賃金などのインセンティブを設計し、3)飲み会も1次会で10時まで、という110運動と連携させて、最終的に朝型勤務が普通!にうまくシフトさせている。トップの強いリーダーシップも極めて大事だが、人情の機微を理解したトランジッションがすごく大事だと思った。

 

 

山田